Ａ　胸の痛みにはいくつかの種類があります。
　　チクチクするような痛みの場合は心臓の病気の可能性はあまり高くありません。
　　一方、胸全体が押さえつけられるような痛み（圧迫感）、胸や喉が締め付けられる
　　ような痛み（絞扼感）、もやもやとした胸の違和感（胸部不快感）の場合は狭心症の
　　可能性があります。
　　狭心症の場合は、症状が長くても１５分ぐらいで消失するのが特徴です。
　　症状が１時間以上続く場合は他の病気の可能性が高くなります。
　　逆に、症状が非常に短い（数秒間）の場合は不整脈の可能性があります。
　　なお、冷や汗を伴うような強い胸痛が続く場合は、心筋梗塞の可能性があります。
　　狭心症は放置すると急性心筋梗塞を起こす危険があり、急性心筋梗塞はひとたび発症
　　すると20～30％に突然死の危険がありますので、胸の痛みを自覚する場合は早めに
　　専門医の診察を受けることを勧めます。