お薬手帳の重要性

複数の医療機関で治療を受けている患者さんは、診察の際にお薬手帳を必ず持参される様にお願いします。
これは新しくお薬を処方する際に、すでに他の医療機関で似たような薬(同種同効薬)が処方されてないかどうか、相互作用(薬の効果が強くなったり、弱くなったりすること)のある薬がないかどうか、一緒に処方してはいけない薬(併用禁忌薬)がないかどうかを確認するためです。
このような理由から医師にとってお薬手帳はとても大切です。
また、お薬手帳を見ることによって、他の医療機関で治療されている患者さんがどんな病気で治療を受けているか、処方した医師がどのように考えて治療を行っているかも推測することができます。

ところで、患者さんによっては、とても多くの薬を服用していることがあります。
一般的には、優秀なお医者さんは、的確な診断を行って必要最小限の薬を処方して治療します。
病気の診断がはっきりつかない場合ほど、病気そのものの治療(原因治療)でなく、症状に応じた治療(対症療法)となり、薬の種類が多くなる傾向があるようです。
もちろん多くの病気をかかえた患者さんでは原因治療であっても必要な薬が多くなるため、単純に処方する薬が少ない医師がいいとは限りませんが、不必要な薬が多ければ、薬の併用による有害事象(ポリファーマシー)が起こりやすくなるので注意が必要です。

現在自分が服用している薬が「どんな病気の薬で、なぜ必要なのか」を気軽に聞けるようなお医者さんにかかることが大切です。

2023年09月11日