時々不整脈が原因の突然死の話を聞くことがあります。
突然死を起こすような不整脈を専門用語で「致死性不整脈」と呼びますが、多くは心臓の筋肉がけいれんを起こす心室細動です。
致死性不整脈は心筋梗塞、心筋症、心筋炎などの心臓の病気が原因で起こることが多いのですが、若くて健康な人にも致死性不整脈が起こり、突然死を起こすことがあります。
健康な人に起こる致死性不整脈は、男性ではブルガダ症候群(昔は健康な人が突然命を落とすのでぽっくり病と呼ばれていました)、女性ではQT延長症候群が多いようです。
このような不整脈は遺伝性のこともあり、専門医が見れば心電図で早期診断ができることもあります。